
トンネル補助技術:
トレヴィ工法

目的:
- トンネルの補強・先受け
土木構造分類:
- トンネル
災害対策:
- 地震
長尺の鋼管を傘のように開いた形でトンネル堀削断面外周に打設し、各種グラウト材を鋼管を通して注入することで、剛性の高いアンブレラアーチを形成していく工法です。
使途
トンネル掘削時の切羽の安定確保による安全施工と地表面沈下の抑制
機能と特長
長尺専用削孔機を使用し、掘削工程と補助工法を組み合わせたスムーズなサイクルでの施工を可能にしました。 鋼管と注入によるトレヴィチューブ工法と、鋼管とジェットグラウトによるトレヴィジェット工法があり、地山状況や目的に応じて最適な方法を適用できます。 4インチから5インチまでの鋼管を使用し、剛性の高い先受けを得ることができます。 高トルクのダブルヘッド方式削孔システムの採用によって、あらゆる地山において高能率の削孔打設性能を得ることができます。 長尺鏡ボルトや脚部先行改良(脚部ジェット工)と組み合わせた施工ができ、天端、鏡の安定確保や脚部の沈下抑制等、トンネル掘削時における切羽安定確保のための総合的対策が可能となります。