
地盤改良技術:
CCP工法

目的:
- 盛土沈下防止
- 路盤沈下防止
- トンネル坑口下の沈下防止
- トンネル底盤補強
- 岸壁の補強
- 堤体のすべり破壊防止
- 土留め壁欠損部の止水
- 開削底盤の補強・止水
- シールド機の発進・到達防護
- 近接構造物の変位防止
土木構造分類:
- 鉄道
- 道路
- トンネル
- 港湾、空港
- 地下構造物
災害対策:
- 地震
- 津波
- 台風(大雨、洪水)
CCP工法は、高圧硬化材を地盤中に回転して噴射させ、地盤を切削すると同時に円柱状の固結体を造成する工法である。 小型ボーリングマシンによって目的の深度まで削孔した後、ロッド下端に取付けた特殊噴射装置から地盤を硬化させる硬化材を高圧ポンプで噴射しロッドを所定の速度で回転、引上げることにより目的の改良領域に均一な円柱状の固結体を造成し地盤を改良強化します。他の工法と比較してはるかにコンパクトであり、その規模は、従来の薬液注入工法と同じ程度であるため、狭隘な現場における機動性に富み、ボーリングマシンを操作できる空間があれば、確実に固結体を造成することができます。
施工サイクル図
土質から見た工法の適否
目的から見た工法の適否
■適した地盤 1.仮設目的の地盤の安定 2.ボイリング、ヒービング 3.止水 4.液状化 ■慎重なる検討を要する地盤 1.永久目的の地盤改良 2.地下水の流速が早い場合 3.杭の代用として使用する場合 4.深度が20mを超える掘削背面の止水 5.すでに湧水等の発生が確認されている場合の止水 6.CCPのみで土留めを期待する場合