KS-S・MIX工法
※NETIS掲載期間終了技術(KK-100054-A)
KS-S・MIX工法は,深層混合処理工法における相対撹拌工法であり、外翼と内翼との相対撹拌による平面的撹拌から立体的撹拌混合を実現し、優れた撹拌機能により、撹拌混合時における「共回り」、「連れ回り」現象を防止して、バラツキのない高品質な改良体を造成することが可能です。
また、多少の硬土地盤の削孔を可能にするとともに、外翼鉛直翼が回転しながら削孔壁面と接し、かつ内翼と相対回転するので速報に与える影響を低減させることができます。
機能と特徴
撹拌翼

- 外側の撹拌翼(赤色)と内側の撹拌翼(青色)とが相対的(逆方向:時計回りと反時計回り)に回転することにより、掘削土が撹拌翼と一緒に回転し、スラリーと混合されない現象を防ぎ、バラツキのない改良体を造成することが可能です。
- 外側の撹拌翼(赤色)に鉛直翼があることで回転時はカゴ状になり、その内側で相対撹拌により混合できることから、周辺に与える影響を低減することができます。
大口径施工
改良径を、φ1,000×2軸(改良面積1.5m2)から、単軸のφ1,600(改良面積2.01m2)、φ2,000(改良面積3.14m2)と大きくすることににより、施工本数を少なくすることができます。
品質の確実性
撹拌翼を想定撹拌方式とすることで、立体的な撹拌混合を可能とし、均一な改良体を造成することができます。
出来形確認(φ2,000mm)
施工管理の簡略化
運転席に設置した専用の施工管理システムにより、施工状況(施工深度・速度、スラリー吐出量、撹拌翼回転数等)をリアルタイムに確認しながら施工することができます。
施工管理システム
施工管理画面